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第2回 施設見学会・講演会を開催しました

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  • 7月2日
  • 読了時間: 2分

2025年5月20日、茨城県内にて密閉型堆肥化施設見学会・講演会を開催いたしました。

地方公共団体や関係機関の方など約70名が参加し、密閉型堆肥化施設の現場視察や農業利用の取り組み、専門的な講演を通じて、下水汚泥の資源化とその利活用について理解を深めました。


今回見学した「さしまアクアステーション汚泥堆肥化施設」は、密閉型堆肥化装置「YMひまわりくん」を用いて2024年7月より下水汚泥を肥料化しています。指定管理者の一員として汚泥堆肥化事業を担う共和メンテナンス株式会社様 (当協会会員) より、処理の流れや事業導入の経緯、今後の事業構想をご説明のいただいた後、参加者の皆様には発酵処理中の汚泥の温度や匂いを実感していただきました。



続いて、下水汚泥の肥料利用の実例として、和饗エコファーム株式会社様 (当協会会員) が茨城県内で取り組んでいる、かんしょ (さつまいも) の圃場および干し芋加工場を見学しました。圃場では、4年間にわたる下水汚泥肥料の施用により、団粒構造が形成され、作物の生育に適した土壌環境がつくられていることが説明されました。加えて、ドローンによる農業資材散布の実演を通じて、作業の時間短縮や負担軽減が図られている様子についても説明されました。


圃場の見学後は干し芋加工場を訪問し、生産から加工、販売までを手がける六次産業化の取組みについて説明がなされました。また、これらの施設はそれぞれ茨城県の支援事業を活用して整備されており、地域の営農方針に沿った事業展開であることも説明されました。


 施設見学会の後には、野本電設工業コスモスプラザ(三和地域交流センター)にて松井三郎 京都大学名誉教授による講演会を開催しました。下水汚泥の堆肥化技術や衛生性、安全性、農業利用におけるメリットなどについてご講話いただき、参加者からも多くの質問が寄せられました。



引き続き、下水汚泥の資源化の普及・促進に向けて、活動してまいります。

 

なお、今回の様子は、以下の業界メディアにご掲載いただきました。

 

<掲載メディア (五十音順)>

・環境新聞オンライン 様

・循環経済新聞 様

・日本下水道新聞 様

・農村ニュース 様

 
 
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